葬儀の基礎知識

通夜から告別式

お通夜、通夜ぶるまい

通夜(つや)は、葬儀前夜に夜通しで行う儀式のことです。故人様の霊を慰めるため、近親者や故人様と親しかった方たちがご遺体を守って一晩過ごし、別れを惜しみます。ご遺族・ご親族・友人など参列者が集まる一つの場でご寺院が通夜のお勤めを執り行っています。流れは以下の通りです。
着席⇒ご寺院入場⇒読経⇒ご遺族焼香⇒弔問者焼香⇒ご遺族代表挨拶(地域、宗旨・宗派によって異なる場合があります)
通夜ぶるまいは、ご寺院の読経後、ご遺族はご親族や親しかった方と故人様を偲んで、酒食でもてなします。また、それが故人様への供養と言われています。

喪主・ご遺族の通夜での服装は?
喪服を着用します。 喪服には格式の差があり“正・準・略”などがあります。一般的な通夜では略式喪服を着用することが多いです。 制服があるお子様は制服を着用します。 なお、急な事で喪服を用意できない場合は、平安祭典ではレンタルを行っております。
服装について
男性
ブラックスーツのダブルかシングル
・シャツ:白無地
・ネクタイ:黒無地(ネクタイピン不要)
・靴下:黒
・靴:光沢のない黒(シンプルなもの)
※カフスボタンやポケットチーフなども不要
女性
黒無地のアンサンブルやスーツが多く、夏でも襟元が詰まった長袖が基本
・ストッキング:やや肌が透ける程度の黒
・靴:光沢のない黒パンプス(ピンヒール、かかとやつま先が出るような靴は不可)
・バッグ:光沢のない黒(派手な飾り、殺生をイメージさせる爬虫類の革製のものは避けます)
※結婚指輪以外のアクセサリーは控えます。真珠の二連ネックレスも避けます(一連ネックレスは構いません。メイクは控えめにし、ネイルなども濃い色は避けます)

葬儀・告別式

「葬儀」とは本来 死者をあの世へ送るための儀式です。多くは宗教儀礼によって執り行われます。「告別式」とは参列者が死者に対してお別れをする儀式のことです。
【葬儀・告別式の流れ】着席⇒ご寺院入場⇒読経⇒ご遺族焼香⇒会葬者焼香⇒ご寺院退場⇒ご遺族代表挨拶

喪主の挨拶について
挨拶のポイントとして、5つの項目があります。
1.自己紹介 「私は太郎(故人名)の長男(続柄)一郎(名前)でございます。遺族を代表してご挨拶申し上げます。」 2.参列のお礼 「本日はお忙しいなか また遠路にもかかわらず太郎の告別式にご臨席 ご焼香をたまわり心よりお礼申し上げます。」 3.生前のご厚誼 「父は○○才でこの世を去りました。生前は皆様から ひとかたならぬご厚情をいただき 遺族一同深く感謝いたしております。 4.遺族への支援のお願い 「これからも 生前の父 太郎同様温かいご指導ご厚誼をたまわりますよう よろしくお願い申し上げます。」 5.結び 「本日はご会葬まことにありがとうございました。」
葬儀・告別式の服装は?
お通夜の服装と同じもの、または正礼装を着用します。
男性…和装(羽織と着物)、洋装(モーニングコート)
女性…喪主などを務めるときは和装の正喪服