葬儀の基礎知識

湯灌の儀・納ノ儀

湯灌の儀

亡くなられた方が、来世に導かれるために現世の汚れを洗い清めると云う意味と、赤ちゃんが生まれたとき、産湯につかるように、新たに来世に生まれ変わるためにと云う願いを込め、新たな旅立ちの準備をする儀式です。病院などで行う「清拭」とは全く異なります。

儀式に立ち会う時の服装は?数珠は必要ですか?
湯灌の儀と納ノ儀の服装は平服で構いません。(派手め・ラフなものは控えます)
数珠に関しては、この場でご準備が可能であればお持ちください。 (急な場合はお持ちでなくても構いません)
エンバーミングについて
刻々と体が変化していく故人様への消毒と保存のための処置です。これは血管内と腹部に水溶性の防腐剤を注入することで、感染する病気で亡くなった故人様にご親族が触れることが可能になります。また、ご事情により葬儀・告別式の日程まで期間が空いてしまう場合も体の変化を抑えるため有効となります。

納ノ儀(納棺)

故人様を葬儀告別式で送る前に行うのが納ノ儀です。ご遺族が中心となって行う、故人様の死を受け止める大切な儀式です。この時にお棺に一緒に収めてあげたい品(副葬品)をたむけていただきます。

副葬品はどんな品がいいのですか?
お手紙、故人様の愛用していた品(帽子や服)や、嗜好品(タバコやお菓子)などですが、遺骨を収骨するうえでは、副葬品は気持ちだけ(少量)が望ましいです。(詳しくは従業員までお問い合わせください)