平安祭典西神会館からのお知らせ
2017年12月01日
豆知識 お正月飾りについて
2017年もまもなく終わり、2018年がやってきます。
今年はいろんなニュースがありましたが、来年は「犬年」です。
今回の豆知識は「お正月飾り」についてご紹介いたします。ちょっと早いかも・・・
ですが、もう間もなく飾り付けご準備の時期となります。
●いつ飾る?
年末は何かと忙しく、仕事納めが終わってからやっと飾り始めるというご家庭
も多いかと思いますが、実は飾ってはいけない日があります。
29日と31日は「苦(9)待つ(末)」「一夜飾り」と言われており、飾る事は
お勧めできません。苦が待つという事で縁起が悪く、神様をお迎えする為の
用意を前日にする事は誠意が無いとみられてしまいます。
どうしても年末まで出来ない場合は30日に飾るようにしましょう。本来は12月13日
から12月28日までに飾るものとされていますが、近年ではクリスマス後に飾り付け
る事が多くなっています。
●どこに飾る?
「お正月飾り」というと、和風の家に門松やしめ飾り・鏡餅などを連想される
方が多いかと思われます。近年では洋風の間取りが増え、どこに置いたらいい
のか分かりにくくなってきている為に、あまり飾らないといった声もあるよう
です。
そもそも何故「お正月飾り」を飾るのかというと、歳神様をお迎えする為に
飾り付けを行うため、まず玄関に門松、しめ飾りを置き、またお供え物として
鏡餅を床の間もしくは人の集まる居間に飾ります。破魔矢は縁起物として始ま
った風習ですが、魔を破るといういわれから鬼門(北東の方角)に向けて
なるべく高い位置に飾りましょう。
●いつ片付ける?
基本的なお正月飾りは、門松を飾っておく期間とされる1月7日の「松の内」が
過ぎる日に取り払います。その後は自宅にて日本酒と塩で清めてから燃やす、
または神社に納めるか各地で15日に行われる「どんど焼き」に持っていきま
しょう。
どうしてもゴミに出すことしかできない場合は小さく切るなどし、丁寧に
包んだうえで出すと良いでしょう。
但し、鏡餅は11日までお供えし、木槌などで「鏡開き」をしましょう。
お餅は雑煮などにして必ず食べましょう。元々は鏡餅に宿った神様の御魂を
鏡開きをする事で分け、御年魂として家族に配っていました。
この風習が現在のお年玉の起源となっています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。