お葬式の事前相談で
- 祖母が自宅での看取りを希望しております。祖母が息を引き取ったとき、どうすればいいのでしょうか。
- 医師による死亡宣告および、死亡診断書の発行が必要となります。いざという時は、かかりつけのお医者様に連絡を取ってください。かかりつけ医師がいらっしゃらない場合は、警察に連絡してください。
その後、平安祭典にご連絡ください。 亡くなって直ぐ、連絡いただいても、医師警察の許可がないとご遺体に触れること、動かすことができません。死亡宣告を受けて、葬儀社にご連絡をいただく流れとなります。平安祭典では、その後宗旨に応じた道具(枕飾り)準備し、ご遺体の状態を保つための処置を行ないます。
- 母が、頻繁に「私の葬儀は家族葬でいいから」と言います。葬儀の経験がない私にはよく分かりません。家族葬とはどのような葬儀のことを言うのでしょうか? また平安祭典では家族葬はできますか?
- 家族葬に明確な定義はございません、「希望するご葬儀=家族葬」とお考えください。
平安祭典全会館で家族葬を執り行うことが可能です。 当社でお受けする「家族葬」で多いのは「遺族(ご家族)、ご親族、親しい友人」が集まる「お葬式」をイメージされていることが多いようです。
喪主様やご遺族の会社関係や近隣自治会の方等へは、訃報(亡くなったこと)を伝えた上で、参列をお断りすることや、ご親族にもその意向はお伝えした上でご納得いただくことをお勧めします。
まずは皆様の希望とする家族葬のイメージを私どもにご相談ください。ご希望のイメージをお伺いし、提案およびアドバイスをいたします。
平安祭典では年間約6,000件のご葬儀を執り行い、その中でも数多くの家族葬の経験・実績がございます。
- 父が「私が死んだら葬儀をしなくていい」と言います。その意向に沿いたいのですが、どうすればいいですか?
- その場合でも、いざという時は、平安祭典(葬儀社)にご連絡ください。
近年では葬儀をしない葬送を、「直葬(ちょくそう)」などと表現しています。それでも実際には故人様を病院から移送することや、死亡届けや火葬場の予約などはどうしても必要となります。平安祭典でそのお手伝いさせていただくことができます。
併せて、アドバイスをさせていただきたいのですが、お父様がそのようにおっしゃる理由を伺ってください。その上で、ご家族、親戚の方など、そしてお付き合いのあるお寺様がいらっしゃればご相談いただくことをお勧めします。実際には火葬したあとに、ご親族から苦言をいただくことや、遺骨がお寺のお墓には入れないことなどの事例を聞くこともあります。
- 私は海が好きなので私が亡くなった時は海洋散骨を希望していますが、子ども達は墓参りができないのはさみしいと、お墓に納骨したいと言っています。どうしたらよいでしょうか?
- 分骨(お骨を分ける)されて、散骨と納骨をされてはいかがでしょうか。また近年では手元供養と言われる、大切な方の遺骨を小さい綺麗な壷やペンダント等に納めて、身近に置いてお参りされる方もいます。平安祭典にご相談ください。
「分骨」と言う言葉に抵抗感がある方もいらっしゃるかもしれませんが、関西(神戸阪神間)では一般に遺骨は「お墓に納骨する遺骨(胴骨)」と「お寺に納める遺骨(本骨)」に分ける風習があります。また先述のように、少量の遺骨を兄弟で分けて身近で供養する方法が近年注目を浴びています。
平安祭典では、「海里送」として海洋散骨の手配、また手元供養も扱っています。
- 葬儀の時だけ、ご寺院を紹介してもらうことはできますか?
- 紹介はできますが、もしお付き合いのあるお寺様がいらっしゃれば、訃報連絡は必ずご一報ください。
遠方の場合、檀那寺からご紹介いただける場合もあります。
またお葬式後も法要や納骨でお世話になる場合、平安祭典から寺院紹介を受ける旨をあらかじめ檀那寺にご報告いただきますようお願いいたします。
- 私は特に信仰している宗教がなく、葬儀の時だけお願いするのも気が引けます。お寺や牧師に依頼せずに葬儀をあげることはできますか?
- お寺様や牧師(聖職者)をたてずともご葬儀はできます。
平安祭典では自由葬として儀式を提案いたします。例えば「○○○○お別れ会」として、生花であしらった祭壇や黙祷や献花お好きだった音楽などを流すなど、自由に儀式を組み立てることができます。
ただし、お付き合いのある聖職者があり、お葬式後にご納骨や永代供養などお世話になる場合は、事前に聖職者とご相談ください。
- いざという時、慌てないように準備をしておきたいのですが、どこから始めればいいですか?
- まずは信頼できる葬儀社を見つけることです。
一昔前とは異なり、各葬儀社がホームページで費用の掲載などの情報を公開しています。
ですが、費用だけでは、各社とも料金体制や商品(サービス)が異なるため、額面だけで簡単に比較は難しいと思います。また、ご葬儀を経験されていない方からは「なにを聞いていいか分からない」という声もよく聞きます。
そこでお勧めするのが、事前相談です。実際にその葬儀社のスタッフと会って話すことでその会社の雰囲気が掴め、葬儀社からの質問に答えることで漠然としたご葬儀のイメージが鮮明になってきます。よろしければ、平安祭典の事前相談をご利用ください。
- 平安祭典の会員とはどういうものですか?
- 当社は互助会制度を取っております。月々の掛金をお支払いいただき、その積み立てた金額を葬儀もしくは結婚式の際にご利用いただくシステムです。 簡単に言えば、事前に分割で祭壇・棺など最低限必要な項目をセットにした「葬儀基本飾りセット」を、ご購入いただき、お客様が必要になったときに、当社はそのセットを提供いたします。もちろん事前にご購入いただくため、会員様専用のお得なコースとなっております。また会館の利用料にも特典があります。結果として「事前に代金の一部を支払うことができる」つまりは一度に支払う莫大な葬儀代金の負担が軽減されます。
- 以前、住んでいた所で入会した互助会証書があるのですが、使えますか? 住所変更していないとダメですか?
- ご不幸があった後でも、以前住んでいた地域の互助会の積立金は、葬儀基本飾りセットの代金として、そのままご利用いただくことができます。もちろん平安祭典の会員様と同じ特典が受けられます。
本来は、事前に住所変更をしていただき、必要に応じて移籍(互助会間では掛金の移行が可能です)していただくことが望ましいのですが、万が一の場合は、加入されていた互助会の入会情報が確認された時点で、住所変更をされなくても利用できます。
※加入時の契約内容については、当社の契約内容に変更になり、支払い済み金額のみ利用できます。
ご臨終~お葬式の間で
- 今母がなくなったのですが、家が狭く寝かすことができません。病院から葬儀会館に直接入ることは可能でしょうか?
- 可能です。平安祭典では専用の安置室をご用意しております。
近年、質問の理由や、近隣に知られたくない等の理由から直接、会館を利用する方が増えております。
24時間入館可能で、宿泊にも対応しております。
- 喪主となるべき、兄が出張で2日間ほど戻ってこれません、その間会館で故人を安置することはできますか? また葬儀の内容を決めるのを待ってもらうことはできますか?
- 大丈夫です。お客様の事情は様々ですので、可能な限り対応させていただきます。 安置室に安置させていただき、ご遺体の状態を保つのにドライアイスを1日1回追加します。上記の質問であれは死亡日から葬儀まで4日間ほどですので問題ありません。それ以上の期間となるとエンバーミングをお勧めいたします。内容の決定は通夜当日の午前中であれば大丈夫です。ただし葬儀の日程は、火葬場・霊柩車の予約もさることながら、お家の方にとっては、ご遺族への連絡も必要になることから、早めに決めていただいた方が望ましいです。
- お布施はどれくらいすればいいの?
- 直接ご寺院にご確認ください。 お付き合いの度合いで異なる場合や、檀家同士の申し合わせにより一律となっている場合もあるようです。つまり、一律ではなく、宗派、お寺の格式や住職のお考えによって、額もお渡しの仕方も異なります。またお布施以外に御車料・御膳料・初七日法要のお布施も必要となりますので、併せてご用意ください。一般に戒名料と言われる項目は、院号などの位の高い戒名を授かる時にお渡しするお礼です。そうでない場合は、お布施に含まれているものとお考えください。
- 香典は辞退していますが供花や弔電をいただいています。どうしたらよいでしょうか?
- お返しをすることをおすすめします。 供花に対しても香典と同じようにお返しをされるべきではないでしょうか。近年では香典辞退をされるご葬儀に、香典の代わりにお花を申し込まれることがあります。「弔慰を表す」と言う意味では同じように考えることも必要ではないでしょうか? 当社でご用意することも可能ですので一度ご相談ください。弔電についてはお礼のはがきをお送りすると、より丁寧です。
- 父の葬儀の際に、喪主である高齢の母が挨拶しなくてはいけないのでしょうか。伯父に頼みたいのですがいいのでしょうか。
- 決まりはございませんので、親族の皆さまがご納得いただける方に依頼されてはいかがでしょうか。 高齢の方、人前で話すことが苦手な方など様々な理由があると思います。なにより喪主となる方に多いのは、臨終前から看病し、そして葬儀の準備から、そのままお通夜と疲れがピークの状態で葬儀を迎えることが多いことです。お客様のご要望により、司会者がご会葬の御礼を述べることもあります。今回の質問の事例は、遺族・親族の方に相談の上、依頼されてはいかがでしょうか。
- 「香典返しをしなくて、葬儀代が安く済むから、香典を辞退するように」と母の遺言にありました。本当に安く済むのですか?
- 御香典をどのように考えるかで変わってきますが、トータルで見ると遺族の負担が増える可能性があります。 香典には様々な言われがありますが、一説では現在では弔慰を表すとともに、お互いに一時に莫大に掛かる葬儀代金を扶助する役割があると言われています。日本の習慣として、お祝い返し等、いただいた物の半分程度をお返しする習慣はありますが、送る側から、些少ですが香典を葬儀代に充ててくださいと言う「想い」も暗黙の内にあると考えられます。ただし、香典辞退については、「来ていただいた方に負担をかけたくない」などの理由でされる方もいらっしゃいます。今回のケースでは故人様の遺志を、喪主としてどのように理解したのかで判断されてはいかがでしょうか。
お葬式が終わった後で
- 喪中はがきや年賀欠礼はがきは、いつまでに出したらいいの?
- 12月初旬に届けられるように準備しましょう。
ご家族のどなたかがその年に亡くなった場合、「新年を祝うことはせず喪に服しています」という意味合いが喪中はがきにはあります。
相手の方が年賀状を書き始める時期に間に合うよう、12月初旬には届くようにしていただければと思います。年末近くに亡くなった場合や、喪中に年賀状をいただいた時は、松の内(元日~1月7日)が過ぎてから喪中を知らせるはがきを出しましょう。
- 葬儀の際 「香典辞退」にしたのですが、自宅に書留で届いたお香典があります。葬儀の時に受け取っていないので、やはり返却するほうがいいのでしょうか?
- まずはお礼のご連絡を。それからお返しを考えましょう。
ご葬儀の際「辞退」されていても、お参りに行けずそのことを知らないまま、お香典を郵送されたのでしょう。送られた方のお気持ちですので 返却するのは失礼になります。
取り急ぎお電話か書面にて感謝の気持ちをお伝えし、お気持ちをくみとってお香典のお返しを考えましょう。
- 骨壷を安置している祭壇はいつまで飾っておくのですか?
- 一般的に後飾り祭壇(中陰祭壇)と呼ばれる飾りは、忌明法要まではお飾りください。
役割としては、四十九日もしくは三十五日まではお飾りください。それ以降は決まりがございません、納骨までの間、利用される方もいらっしゃいます。
その後は、地区の精霊流しに出していただくか、葬儀社によっては引き取るところもございます。また宗派によっては、初盆飾りにも利用することができますので、葬儀社にご相談ください。
- 葬儀の時に使った、提灯や蓮はいつまで飾るのですか?
- ご葬儀の時の提灯や蓮は忌明けまでお飾りします。 お盆の時期にお飾りすることもできます。故人様のお帰り先の目印として、家の外に明りを灯すため、本来は吊り下げ式の提灯を用います。
- 父の葬儀の時に利用した提灯を母の葬儀に使いたいのですが?
- 様々な見解はあると思いますが、お父様の供養のために供えられた提灯ですのでお勧めはいたしかねます。 葬儀において、異なる葬儀で利用した提灯の再利用はできなくはありませんが、お勧めしません。故人ではなく家のご先祖の供養として供えられるお盆の提灯とは異なると考えていますが、便宜上お盆時には専用の提灯を用意できない場合に利用することはあります。
- 霊供膳や仏飯は朝・昼・晩と、お供えしなければならないのですか?
- 無理のない程度にお供えしてさしあげてください。
宗派によって、異なりますが真言宗や臨済宗等で利用される霊供膳(仏前料理)、浄土真宗等で利用される仏飯は朝・昼・晩とお供えするのが正式ですが、生活事情などがありますので無理のない程度にお供えしてさしあげてください。その場合、二七日、三七日等のお寺様がご自宅にお参りにいらっしゃる時はなるべく正式なものを用意していただくとをお勧めします。
一度供えたお膳はおさがりとして召し上がってください。お供え物は普段召し上がっている内容で問題ありません。
- 葬儀を家族だけで行いました。会社関係の方が自宅にお参りに来られているのですが、ご挨拶だけでいいのでしょうか?
- 葬儀後、供養品を自宅に持って帰って準備しておきましょう。
会社・お仕事関係では家族にはわからないところでのお付き合いがあります。故人様のお人柄なのでしょう。ご葬儀の後、事情をお知りになった方々が、直接ご自宅までお参りに来られることはめずらしくありません。あらかじめ供養品を準備しておくのがよいでしょう。
当社にご連絡いただければご自宅までお届けいたします。念のため供養品は少し多めにご準備されるほうがよいでしょう(※当社では供養品のみ葬儀後、四十九日以降の返金が可能です)。
- 喪に服するのは何親等までになりますか?
- 直系のご親族、同居されている方が基本です。 直系のご親族や同居されている方が範囲の基本となりますが、哀悼の意が強ければこの親等にこだわる必要はありません。
- よく、葬儀後、灯明(電気灯明)や線香(巻き線香)の火は、忌が明けるまで点けておかないといけないと聞きますが付けていた方がいいのでしょうか?
- 外出・就寝時は消していただくことをお勧めします。 故人様が四十九日間迷わないようにとの意味があるのも事実ですが、火災防止のため、外出・就寝の際は火の元は消してください。電気灯明も熱を持ち出火の原因となりますので、外出・就寝時には電気を消してください。
弔事のマナーで
- 数珠を忘れた場合、ご焼香しても問題はありませんか?
- なくてもご焼香いただけます。
数珠がなくてもご焼香いただけますので、ご安心ください。
数珠には持ち主の念がこもると言われています。他人の数珠を借りることはせず、心を込めて祈念しましょう。また平安祭典では葬儀に必要な小物類を会館にて販売しております。
- 仕事先で友人の訃報の連絡を受けました。何も準備できていませんが、通夜に仕事着で弔問するのは問題ないでしょうか?
- その儀式の場の雰囲気を壊すような服装でなければ、仕事着でも問題ありません。
お通夜の際、取り急ぎ駆けつける場合は平服でも構いません。ただし、TPOを考え過度に
華美な物にならないようにしましょう。例えば毛皮などは殺生を連想させてしまうため避けます。アクセサリーなども結婚指輪以外は避けたほうがよいでしょう。
但し、お葬式の際はお通夜と異なり、フォーマルな服装が求められます。ブラックフォーマルを基本に、装飾品などを控えた服装にします。バッグはできればショルダーバッグ以外で、金などの装飾がされていない物を選びましょう。
●お葬式参列時の服装と持ち物
男性:数珠、黒靴下、無地のワイシャツ、ダークスーツ、黒のネクタイ、白ハンカチ、黒色の靴
女性:数珠、黒ストッキング、黒のアンサンブル、黒色の靴
葬儀の役割
様々な役割があると言われていますが、その中でもっとも、お伝えしたいことは
私たちは、葬儀の役割として、死という事実を受け止め、のがれられない、その悲しみから立ち直っていくための大切なプロセス(過程)であるとして、お手伝させていただいております。
それは、遺族だけに限った話ではありません、親族、友人知人でも同じことが言えるのではないでしょうか。
貴方にとっての恩人や最も親しい友人の葬儀に参列できなかったら、どうでしょうか?
「いままでの御礼をいいたい」「ありがとうと声を掛けてあげたい」と思うのではないでしょうか。もしそれが叶わなかったら、その気持ちや想いはどうなるのでしょうか。
「大切な方との最期のお別れ」それは貴方だけのものではないご葬儀の場は、関わる方、全てに、あの人のために「何かをしてあげたい」、最後に「なにが私にできるだろう」と想いを馳せる最期の機会であると考えています。
それを成し遂げることで、消えないながらも少しでも悲しみが癒される人がいると考えています。